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ペルソナとは、心理学で使われる言葉で、「外的人格」「仮面をかぶった人格」と言う意味です。
ペルソナマーケティングは、一人の「ペルソナ」を作り上げていくことから始まります。
今回は、ペルソナマーケティングとは何か?そのメリットやデメリットについて、事例を含めてご紹介します。
ペルソナマーケティングとは?
一人の「ペルソナ」を作ると言うことはどういうことでしょうか。
これまでのマーケティングでも、「20~34代女性 ブランドや自己投資意欲など消費傾向が強く、トレンドに敏感」などの大方の傾向にそって、ターゲットを絞ってきました。
このペルソナマーケティングは、もっと具体的に、一人の人物を作り上げ、理想の顧客像を仕上げて行きます。
年齢、性別、職業、学歴、収入、家族構成、住んでいる場所、住んでいる建物、家族それぞれの年齢、性別、職業、学校、収入、などのデモグラフィックを絞り込みます。
そこへ、家族への思い、将来への希望、帰宅途中に良く考えること、などのライフスタイルから生まれる感情や、性格、価値観、食べ物の好みや、服装の好みなどのサイコ要素を足していき、一人の「ペルソナ」を作り上げていくのです。
ここで、ペルソナマーケティングで成功を収めた事例をご紹介しましょう。
・Soup Stock Tokyo
こちらで作成されたペルソナには、秋野つゆさんと言う名前がついています。
・秋野つゆ
・37歳の女性
・都心で働くキャリアウーマン
・装飾性よりも機能性を重視する性格
・フォアグラよりもレバーが好き
・プールでは平泳ぎではなくクロールで泳ぐ
というように、「秋野つゆ」と言う架空の女性に、属性をつけていき、一人の人物像を作り上げました。
そしてこの秋野つゆさんに、満足してもらうにはどうしたら良いか、と言う視点から、メニューや出店場所、店内の内装や雰囲気を考えていきました。
その結果、わずか10年で売上高42億円、店舗数52店舗という成功を収めたのです。
ペルソナマーケティングのメリットとは
ペルソナマーケティングのメリットは、一人の人物が理想の顧客として存在するため、商品企画、販売にいたるまで、社内の誰もが、思い違いや、目的のズレを感じることなく、話し合いを進めることができ、無駄がないことです。
また、ペルソナの状況の変化や成長に合わせて、商品の見直しや、新たな開発につながります。
ペルソナマーケティングのデメリットとは?
ペルソナマーケティングのデメリットとして考えられることは、大量かつ詳細な調査情報が必要だと言うことです。
ターゲットを絞ってから、その人たちに詳細なインタビューをおこない、集計していく作業が必要です。
また、ターゲットのデモグラフィック部分でのイメージ先行に走りやすく、それでは、本当に必要な要素を探し出すことができません。
そのため、間違った「ペルソナ」が出来上がってしまい、成功へはつながらないのです。
何より、インタビューによって、より細かいデータが必要になり、時間もコストもかかるのです。
また、それだけのデータによって作り上げられたペルソナが元になっているので、「あっと言わせる商品」や「大胆な発想の元に出来上がった商品」は、出来上がりにくくなります。