妊娠・出産

パクチーの栄養と効能!美肌効果は高いけど食べ過ぎ・妊娠中は注意が必要?

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パクチーと聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?独特な香りを発することから、嫌いな人は顔をしかめてしまうほど苦手ですし、好きな人はとことん好き!という好みの分かれる野菜です。

東南アジア系の料理に使われることから、昔はあまり聞かない食材でしたが、最近は創作料理やレシピサイトなどが豊富で売っている場所も増え、馴染みのある食材になりました。まだ馴染みのない人も「コリアンダー」や「香菜」と聞けば知っている人も多いのではないでしょうか。

独特な魅力を放つパクチーにはどんな栄養や効能があるのでしょうか?最近、アジア料理だけでなく、創作料理などに取り入れられるようになったパクチーについて女性に嬉しい美肌効果や、注意点などをまとめてみたいと思います。

パクチーの驚くべき栄養 「キレート作用」とは

「キレートレモン」という飲料水がありましたね。これは「キレート(chelate)」作用と呼ばれる、体に有害な金属系の影響を止め、体外に排出してくれるデトックス効果のことを指します。「キレートレモン」はデトックス効果プラスビタミンC入りという商品だからだそうです。

パクチーは野菜の中でもとても高いキレート作用があります。水銀、鉛、ヒ素、カドミウムなどの有害物質を体外に排出してくれるのです。そのため、血流や肌や頭皮などのトラブルを解消してくれます。さらにはパクチーには放射性物質も排出することがわかっています。

食品添加物や抗生物質、農薬、排気ガスなど有害物や毒素にさらされている現代は、この高いデトックス効果キレート作用は健康を維持するうえで欠かせないものになっています。

パクチー最大の魅力「香り」に秘められた効能


パクチー最大の魅力でもあり、苦手な人にはどうしても受け入れてもらえない部分がこの「香り」です。このパクチーの香りにも驚くべき効能が期待できます。

パクチーの香りには唾液の分泌の促進、消化の促進、胃腸の調子を整えてくれる効果リナロールが含まれています。食欲不振で悩んでいる方や、胃腸の調子が悪い時におすすめです。食べるのはちょっと…という場合はお料理に添えて香りだけ取り入れてみてもいいかもしれません。

さらにパクチー香りに含まれる成分のグラニオールは女性ホルモンの働きを高め、ホルモンバランスを整えてくれます。更年期障害などの予防になるので女性には特におすすめです。

パクチーの美肌 アンチエジング効果

有害金属を体外に排除してくれる効能も、美肌効果に繋がりますが、他にも嬉しい効能に抗酸化作用もあります。パクチーの抗酸化力は大豆の10倍もあり、アンチエイジング効果が期待できます。

シミやソバカス、シワの予防にもなります。高い抗酸化作用は美肌効果だけではなく、血液をサラサラにすることで、動脈硬化、脳卒中や心筋梗塞などの予防にもなります。そして、パクチーにはビタミンA、B2、Eなどもしっかり含んでいますので、目の角膜、粘膜などの保護にも効果があります。

さらに、体臭の原因といわれる加齢臭ともいわれる過酸化物質を除去してくれます。老化防止として嬉しい効果がたくさん期待できるすぐれた野菜なのです。

パクチーの食べ過ぎに注意?妊娠中は食べてもいいの?

パクチーの取り入れ方で注意することは、ごく稀にアレルギーを発症することもあるということです。

口の中や喉などが痒くなったり、蕁麻疹が出た場合は摂取するのをやめましょう。パクチーはセリ科の植物です。セロリ、パセリ、ニンジンなどにアレルギー反応が出る場合は控えた方がいいでしょう。またヨモギの花粉症の原因物質とセリ科のアレルギー原因物質が似ているため、ヨモギの花粉症の方も注意が必要です。

妊娠中は、体が敏感な時期です。少量から様子を見ていきましょう。パクチーに限らず、アレルギー症状を引き起こす可能性の食材は、過敏な妊娠中は少量からを基本にしましょう。

「食べ過ぎ」といってもどのくらいの量が食べ過ぎかというと個人差があるのでしっかりとした数字での判断はできません。高い抗酸化作用やデトックス効果、消化の働きを良くすることから多く摂りすぎることによって下痢や腹痛、吐き気、気分が悪くなるという症状が出る場合もあります。

最近はやりのグリーンスムージーなどでも注意が必要と言われているソラレンという成分もパクチーに含まれています。

セロリ、パセリ、ニンジン、春菊、オレンジ、レモン、キウイ、グレープフルーツなどにも含まれています。

このソラレンは一度にたくさん摂取してしてから紫外線を浴びると、紫外線の影響を受けやすくシミ、ソバカスが増えてしまう恐れがあると言われています。

気になる人は朝や外出前は控えて、日が落ちてから摂取することをおすすめします。

たくさんの嬉しい効能はありますが、やはり一度に多く摂取するのではなく、少しずつ長い期間で毎日のように摂取することが好ましいと思います。

パクチーには、苦手な人も挑戦してみたくなるような栄養と効能がありますね。調理方法によって、香りが強く出るものと抑えられるものもあるので、ちょっと取り入れるのもいいかもしれません。