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産後クライシスという言葉を聞いたことはありますか?
赤ちゃんが生まれて幸福感に包まれたのもつかの間、この産後クライシスに悩むご夫婦が意外と多いのです。
最悪の場合、離婚の原因になり実際に離婚に至るケースもあります。
今回は、産後クライシスについて、考えてみましょう。
良い乗り越え方はあるのでしょうか。
産後クライシスとは?
「産後クライシス」この言葉は、2012/9/5 NHK あさイチの放送内でつけられた名称です。
産後2~3年の間、妻が夫に対して不満がつのり、愛情を感じなくなってしまったり、反対に夫が子育てをしている妻に対し愛情が無くなってしまったりする状態のことです。
ただし、これは今始まったことではなく、産後クライシスと呼ばれる前は、かなり昔から「産後うつ」と呼ばれて、多くの夫婦を悩ませてきました。
昔は、産後に夫に不満を持っても、すぐに別居したり離婚したりできなかったので、我慢するしかなく、我慢しているうちに、徐々に慣れてしまい、赤ちゃんが大きくなるのと反対に、不満は小さくなっていくと言われてきたのです。
今は、「離婚」と言う手段が、身近にあるため、人生の選択肢として、常に存在してしまっています。
また、「イクメン」と呼ばれ、育児に励む良い夫が増えていますね。
TVなどでとりあげられると、まるでほとんどの旦那さんが「イクメン」のように言うので、自分の夫だけがダメ夫のように感じてしまいます。
「どうしてこの人は理解してくれないんだろう」「どうしてこの人だけ何もしてくれないんだろう」と自分が「ハズレ」を引いてしまった気持ちになるのです。
産後クライシスは、離婚の原因にもなる?
産後クライシスに陥ると、イライラが止まらず、つまらないことにも、腹が立ったり、泣いてしまったりします。
そして、こんな思いしているのは、旦那さんのせいだと思ってしまうのです。
気持ちが収まってくると、今度は旦那さんばかり責めている自分が嫌になったりしてしまいます。
これは、赤ちゃんが生まれて、母親となり、母性と女性であることとのバランスがとれなくなっているために起こるといわれています。
女性として夫に守ってほしい気持ちと、母として赤ちゃんを守らなければならない気持ちに折り合いがつけられないため、白黒ハッキリつけたい女性の気質として、イラついてしまうのです。
この精神構造さえわかれば、イラついても、「これは仕方ないんだ」と思ってやり過ごすことができませんか?
産後クライシスを乗り越えるには?
これだけ話題となっている産後クライシスなので、これから赤ちゃんが生まれるご夫婦は、先にこの先のことを話しておくと良いです。
女性の精神状態について理解してもらい、お互いになんでも話し合える関係を再確認しておきましょう。
また、今、産後クライシスに陥っている人たちは、旦那さんに「毎日こんなこと考えているんだ」と話してしまいましょう。
とにかく、話して理解してもらい、この時期をを乗り切りたいけど、今のままでは不安だ、と正直に自分の気持ちを伝えます。
この状態に陥る奥さんは、自分の思っていることを言えないでいる人が多いのです。
また、この状態に陥るのは妻だけではありません。
旦那さんが陥ったときのことを考えても、何でも話して乗り越えていきましょう。
この産後クライシスと名付けられた状態は、多くの夫婦に同じように訪れる出来事だからこそ、社会現象とまで言われるのです。
ここで離婚してしまう夫婦より、乗り越えた時に、信頼関係がより深くなったと答えている夫婦の方が、たくさんいらっしゃるんですよ。