寝るときにブラを「つける?」「外す?」のアンケートでは、「つける!」と答えた日本人女性は31%です。
その理由は、「胸の形を保つため」もありますが、「安心」「無いと眠れない」と言う答えもあります。
最近では、就寝時のブラの使用には、乳がんリスクを高める危険性があると言われています。
今回は、そんな寝るときのブラの効果や危険性に迫ってみます。
寝るときのブラはつけるべき?外すべき?
欧米人女性の胸と日本人女性の胸は、形が全然違いますよね。
欧米人女性の胸はボールを入れたように、盛り上がって張っています。
日本人の胸は、とても柔らかく、釣り鐘型と言われる胸が多く見られます。
これは、欧米人女性は、乳腺が発達していている「乳腺質タイプ」で、日本人女性は脂肪が多い「脂肪質タイプ」のためで、もともとその質に違いがあるのです。
脂肪は単独で膨らみを保つことは出来ず、筋力で支えられています。
そのため、年齢とともに筋力が衰えると、胸の脂肪は支えを無くし、下がってしまうのです。
よく、痩せるのは胸からと言いますね、無理な食事制限などのダイエットで筋力を失うと、若いうちに胸が小さくなり下がってしまいます。
失われていく筋力をサポートして、胸を形よく保つためにつけるのが、就寝時用ブラジャーなのです。
昼間は、体をキレイに見せるための締め付けるものをつけていますが、夜はどうでしょうか。
体を締め付けた状態で睡眠に入ると、当然血の巡りを妨げ、代謝が悪くなりますね。
体に緊張があると、副交感神経がうまく機能せず、良い眠りをとることができなくなります。
そのため、いくら寝ても眠かったり、朝起きた時に頭がボーっするなど、体調不良が起きてしまうのです。
かと言って、ブラをしなければ当然、筋力をサポートすることはできないので、胸は変形してしまいます。
そのため、日本の優秀な下着メーカーは、体を締め付けず、眠りを妨げることのない、就寝時専用のブラを研究し、発売しています。
良い胸の形を少しでも長く保ちたいのなら、研究された「就寝時専用ブラ」をするのが、良いでしょう。
寝るときのブラは乳がんになりやすい?
この研究結果を発表したのは、アメリカの方です。
簡単に言うと、2年間の間に、乳がんの女性と、乳がんでは無い女性併せて、4730人にアンケートをとったもので、24時間ブラを付けていると答えた人の3/4人が乳がんを発症していると言うものです。
この結果を見ると、無視することはできませんね。
ブラと乳がんの関係性は大きく、その理由として「ブラがリンパ系を締め付ける事が原因で、発がん性物質が乳房内にとどまってしまい、乳がんを発症する」と言われています。
欧米人女性の胸は「乳腺質タイプ」なので、乳腺にトラブルを起こしやすい事が大きく関係している結果のようですが、日本でも乳がんは増加傾向にあるため、就寝時に体を締め付けることは、してはいけないと言う事になります。
やはり、昼間つけているタイプのブラを就寝時も付け続けることは、血行不良による体調不良や、乳がんを発症させる原因となり、危険性があるのです。
就寝時には、専用のブラが必要なのですね。
また、近年は日本中で「大地震」の危険性も増えています。
深夜の災害で、避難を余儀なくされた時なども、就寝時専用のブラをしていると、不要な心配事をひとつ減らせることにつながり、安心できますね。