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レモンに似たフレッシュな香りがする「レモングラス」というハーブをご存知ですか?
タイ料理のトムヤムクンの香りづけにも使われるイネ科の植物で、東南アジア、南インド、スリランカに生息し、1メートルほどのススキに似た葉をつけます。
古代インドの伝統医療アーユルヴェーダでは、熱性の感染症の治療や解熱剤としても使用されてきた薬草です。
そんなレモングラスにはどんな効果と使い方があるのか、妊娠中に使っても大丈夫なのか?を調べてみました。
Topics
レモングラスの効果
まずはレモングラスの効果をみていきましょう。
心を元気にする
レモングラスの香りには、自律神経を刺激して、心をリフレッシュさせる効果があります。
精神的に疲れてしまった時に元気を取り戻し、エネルギーをチャージするのに大変役立ちます。
胃腸の調子を整える
レモングラスには胃の働きを助けて消化を促進し、脂肪の分解を促す作用があるといわれています。
食べ過ぎによる胃もたれだけではなく、ストレスからくる消化不良や胃腸炎、食欲不振にも効果的です。
感染を防ぐ
優れた殺菌消毒作用は、風邪の予防や腹痛、下痢の緩和に効果的といわれます。
ニキビや水虫のケアにも適しています。
お肌にハリを与える
収れん作用が、開いた毛穴をキュッと引き締めて、ハリを与えてくれます。
皮脂分泌を調整してくれるので、べたつきを抑え、ニオイを防ぐ効果もあります。
血行を促進する
血管拡張作用により、血液の流れを促進してくれます。
冷え性や肩こりの改善が期待できます。
筋肉の痛みや炎症、疲労を緩和する
特に運動後の筋肉痛や脚の疲れ、腰痛、肩こりを緩和する働きがあります。
虫よけ効果
虫が嫌う成分が含まれているため、虫よけ効果が高いです。
ペットのダニ・ノミ対策にもなります。
レモングラスの使い方
料理の香り付け
レモングラスの爽やかな香りは、エスニックなアジア料理と相性がよく、特に辛味と酸味、複雑な香りが特徴的なタイ料理のトムヤムクンには欠かせない食材です。
ココナッツミルクやナンプラーの風味ともよく合うため、刻んだり、つぶしたりして、スープや炒め物の香りづけに使用されます。
ハーブティー
レモングラスの葉(フレッシュハーブ、ドライハーブどちらでも)を2~3センチにカットしてティーポットに入れ、熱湯を入れて約5分蒸らせば、ハーブティーの出来上がりです。
レモンのような爽やかな香りのハーブティーは、そのままでも飲みやすいのですが、ミントやレモンバームの香りとも相性が良いので、ブレンドするのもおすすめです。
寒い日はホットで、暑い日はアイスで楽しめます。
アロマテラピー
レモングラスの葉や茎から抽出した精油を使用するアロマテラピーも人気です。
アロママッサージで使用する場合、レモングラスは皮膚への刺激が強いので、敏感肌の人はパッチテストを行うなどの注意が必要です。
また、精油を使って虫よけスプレーを作成することができます。
香料・香水
本物のレモンの果実よりもレモンらしい香りと表現されることもあるレモングラスは、人工的にレモン風味をつける際の香料や香水にも用いられています。
妊娠中の使用は大丈夫?
刺激が強く、子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中の使用は避けたほうが良いとされています。
レモングラスは料理にも使用されているので、知らないうちに摂取していたということもあるかもしれませんが、通常の食品として摂取する量であれば害はないそうです。
母体や胎児に影響が及ぶ可能性があるのは、過剰に摂取した場合や高濃度で使用した場合です。
あまり神経質になり過ぎず、それでも心配な場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
一方で、レモングラスは感染症の予防や、肩こり腰痛の改善になることに加え、母乳の出を良くする働きがあるため、産後の身体には最適です。
爽やかな香りが精神的な疲労を回復して気持ちをリフレッシュしてくれるので、産後うつ防止にも効果が期待できます。
まとめ
今回は、レモングラスの効果や使い方をご紹介しました。
心と身体、そしてお肌にも嬉しい効果がたくさんあるので、料理の香りづけやハーブティー、アロマテラピーとしてぜひ取り入れてみてくださいね!