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突然の下痢や嘔吐、吐き気、発熱、などを伴う急性胃腸炎。原因が感染性かストレス性かで治療法も変わります。感染性の場合は、潜伏期間や二次感染にも気をつけなくてはなりません。
現代のストレス社会において増加傾向にあるのが、ストレス性胃腸炎です。検査しても何もなく、原因不明の胃腸炎はストレスが原因かもしれません。
今回は、急性胃腸炎の原因やウイルスの潜伏期間、感染や治療法について調べてみました!!
急性胃腸炎について
突然おとずれる腹部の激痛、下痢や嘔吐などを引き起こす急性胃腸炎ですが、症状も軽い方、重い方と様々ですので、判断にも困ります。原因によって治療が変わるので、原因を知る必要があります。急性胃腸炎は一過性の病気で、ウイルス性と細菌性との2つに分けられます。
ウイルス性
ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなど
お腹にくる風邪であり下痢などの症状が現れます。ウイルス性のものは特に冬場に現れます。ウイルス性胃腸炎の場合は潜伏期間が1~3日と短いことが多く、早ければ感染したその日に症状が出ることもあります。感染力が非常に強いウイルスが多いので、短期間で周囲にいる大勢の人にも感染してしまう恐れがあります。
細菌性
サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、腸管出血性大腸(0-157)、病原性大腸菌など
腸管出血性大腸(0-157)などは特に危険です。これは夏場に現れ、食中毒と言われるものです。細菌性胃腸炎も1~2日と短い期間で発症するものもありますが、潜伏期間が2~10日と長いものもあります。それぞれの細菌によって、かなりの差があるので、感染してすぐに発症するわけではありません。
ウイルス性は軽い症状のものが多く、重い症状は細菌性です。急性胃腸炎の主な症状は、4つあります。
・嘔吐、胸やけなどの症状
・腹痛、発熱などの症状
・下痢(水様便)のもので血便を伴うこともある症状
・咳、鼻水、頭痛など風邪に似た症状
このような症状の場合は、急性胃腸炎を疑った方が良いですが、感染性胃腸炎に当てはまらない人もいます。それが、ストレス性の胃腸炎です。
急性胃腸炎はストレスが原因!?
急性胃腸炎の多くが上記で説明した感染性胃腸炎で、ウイルスや細菌に感染したことが原因ですが、原因不明の急性胃腸炎の場合は、ストレスによって発症しています。
日頃のストレスは、身体のいろんな箇所に症状が現れますが、特に胃腸はストレスによってトラブルを起こしやすいと言われています。ストレスにさらされると体の免疫力が低下し、胃腸炎になりやすくなります。
腸は第2の脳とも言われていて、ストレスを感じると、腸は正常に働かなくなります。胃の働きは自律神経によってコントロールされていて、腸と同じでストレスを感じることで、脳が刺激されます。その刺激が自律神経のバランスを崩し、胃腸の働きにも乱れが生じるのです。
ストレス性胃腸炎の主な症状
感染性の胃腸炎と同様、嘔吐や吐き気、発熱、倦怠感などに加え、次のような症状もあらわれます。
・胃酸の過剰分泌による胃粘膜の荒れ
・胃の収縮による腹痛や胃のけいれん
・消化不良や満腹感
・胃の知覚過敏
・不眠が続く
ストレス性の場合は、ストレスを解消するかストレス源を絶たなければ、治りません。日頃のストレスをなくす事は、難しいため慢性化する恐れがあります。感染性の急性胃腸炎とは違い、治療期間は定められていません。
ストレス性の急性胃腸炎でも、内科か消化器科を受診してください。消化剤や整腸剤などを処方してもらえます。処方された薬を飲んでも症状が改善されない場合は、心療内科へ行くのも良いでしょう。心療内科ではストレスなどの精神的なことで起こる身体の疾患を診てもらえます。
ストレスで胃腸の調子がおかしいと感じたら、できるだけ休息をとるようにしてください。温めのお風呂に浸かったり、温めた牛乳を飲むとか、趣味に没頭するなども良いと思います。自身の方法で心身共にリラックスさせましょう。
おわりに
どの急性胃腸炎にも言えることですが、下痢や嘔吐などの症状で脱水症になる事も少なくありません。水分不足で頭痛や熱も出てきます。
脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給が大切です。糖分や塩分が多いスポーツドリンクよりも経口補水液が良いです。スポーツドリンクでは、多すぎる糖分によって、かえって胃を荒らしてしまうことになりますので、控えましょう。
感染性の急性胃腸炎の予防として、帰宅後の手洗いうがいを心掛けましょう。ストレス性の急性胃腸炎の予防としては、できる限りストレスを減らしていく事を心掛け、ストレスを溜めないように日常生活を送ることが大切です。
胃や腸の不調は比較的よくある症状なので、放っておけば治ると思う方も多いかもしれません。ですが、放っておいても治りません。まずは、病院へ行き、きちんとした診断をしてもらいましょう。